剣道って危険!?実際に起きやすい怪我と予防法

初心者向け

こんにちは!!

剣道ジャーナル編集長の酒田です。

突然ですが剣道にこんなイメージを持っていませんか?

剣道って竹刀で打ちあうし、痛そう
怪我もしそうだし、危なくないの?

もちろんスポーツや競技である以上「怪我が全くない」とは言えません。そこで実際に20年剣道をやってきた立場から、リアルな”怪我事情”と安全対策について解説します。

※あくまでも一般的な話と自分の経験をもとにお話しします。

剣道でよくある怪我~アキレス腱断裂!?~

全日本剣道連盟のホームページを見てみると怪我についてこう書かれています。

スポーツ競技の中で剣道による外傷の頻度は、1.6%と他のスポーツに比較すれば低いと言えます(国際スポーツ会議における全国大学付属病院と大病院73の整形外科の報告、児玉ら、1964年)。
剣道における外傷、障害で特に多いものは、アキレス腱断裂(10.4%)と腰痛(10.0%)です。

他のスポーツに比べると低いとはいえ、アキレス腱断裂という重大な怪我のリスクがあるようです。僕自身は経験ないですが、高校の同級生は一年生の秋にアキレス腱断裂によって休部していたのを覚えています。

剣道は左足で地面を強く蹴って前に出たり、後ろに下がる動作も多いことから、左足のアキレス腱に大きな負担が掛かり怪我をすることが多いようです。

アキレス腱を断裂すると半年から1年近く稽古することが難しい他、日常生活にも大きな影響が及ぼされます。

アキレス腱断裂を予防するために

全日本剣道連盟のホームページによるとアキレス腱断裂予防のために以下の方法を推奨しています。

アキレス腱断裂の予防には、正しい踏み込みの基本動作の獲得が特に重要です。つまり、基本に忠実な足さばきを習得し、前に出た時は左足のひきつけを、後に退く時は右足の引きつけを速やかにできるようにし、前後の足の幅も広くならないように注意します。

実際正しい足さばきは怪我を予防するうえで大切だと思います。また、当たり前のことですが稽古前の準備運動も大切です。

また、引き技について注意が必要です。僕の経験上、引き技で下がってからの反撃でアキレス腱を切った人を何人も見てきました。また、場外ライン上の攻防で無理に残ろうとしてアキレス腱を切った人も見ました。

まとめ

〇剣道は他の協議に比べて怪我が少ないが油断するとアキレス腱断裂につながる。
〇アキレス腱断裂すると稽古できないばかりか日常生活に大きな支障が生じる。
〇怪我を防ぐためにも正しい足さばきと準備運動が大切。

編集後記

高校時代までやってたけど十数年ぶりに再会したいわゆる「リバ剣」という方を多く見ます。

動きのイメージは高校生なんだけど、体重が増えていたり筋力が落ちていたりと思った通り動けず悩まれる方、イメージのギャップから無理に動こうとして身体を痛めてしまう方は少なからずいらっしゃいます。

年齢とか体力に応じた剣道が長く続けていくうえで大事なんだろうな、と書いてて改めて思いました。


文・酒田マードック

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