こんにちは!
剣道ジャーナル編集長の酒田です。
皆さんは、ジャージ素材の剣道着を使っていますでしょうか?
おそらく「使っている人はヘビーローテーションで使用」「使っていない人は全く使わない」というような結果になると思います。
ちなみに僕は、高校一年生のころ剣道経験のない母親から「綿の道義は乾きにくいし、洗濯するときも重たいから」という理由で3着買ってもらって3年間どころか大学4年間使い続けました。
今回はジャージ剣道着のメリットとデメリットについて書いていこうと思います。
そもそもジャージ素材ってなんだろう?
実物として「ジャージ素材の剣道着」を見たことあるし、綿の剣道着と違うのはわかるけど「ジャージ素材ってそもそもなんだ?」という方は多いと思います。
また、袴でいうと「テトロンとジャージ素材の違いもよくわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
そもそもジャージ素材とは「ポリエステル100%素材」のもののことをいいます。
そしてよく一緒にされがちテトロン袴のテトロンは「ポリエステルとレーヨンの合成繊維」のものをさします。
ジャージ剣道着のメリット
ジャージ素材の剣道着は綿の剣道着に比べてのメリットを以下のとおりまとめてみました。
洗濯機で洗える
綿の剣道着に比べて体積が少なく、色落ちもないため洗濯機で他の衣類と一緒に洗うことができます。
洗濯の回数が減るので、すごく楽になります。
乾きが早い
ジャージ素材はめちゃくちゃ乾きが早いです。
雨天時の室内乾燥でも一日あれば乾きますので、常に清潔な状態で稽古に臨むことができます。
色落ちがない
綿素材はどうしても色落ちしてしまいますが、ジャージ素材は色落ちがほとんどありません。
また、新しい綿の剣道着は稽古後に身体が真っ青になりますがジャージ素材では身体に色移りしないのはメリットです。
軽くて涼しい
ジャージ素材の剣道着は通気性がよく、とにかく涼しいです。
特に近年、夏場が異常に暑くなっているため学生に好まれる傾向にあります。
ジャージ素材のデメリット
もちろんジャージ素材はデメリットもあります。
デメリットについても以下のとおりまとめてみました。
見た目が安っぽくみえてしまう
各商品、綿の剣道着に近い風合いになっていますが、本物の綿に比べると少し安っぽく見えてしまうのは難点です。
遠目で見た感じではわかりにくいですが近くで見るとやはり違うように見えますので、審査や試合、出稽古では敬遠される傾向にあります。
汗の吸いがあまりよくない
綿に比べると給水量があまりよくありません。
夏場、激しい稽古した後だと簡単に給水量のキャパシティを超えてしまいます。
紺革を使った防具などはジャージ素材の剣道着とは相性が良くないかもしれません。
独特のにおいがする
ジャージ素材の剣道着は使うにつれて独特のにおいがするようになります。
毎回洗濯していれば、そこまで気になりませんが一日放置した場合乾いていても嫌なにおいがするようになります。
防具袋に何日も放置するのはやめましょう。
まとめ
毎日稽古する必要のある中高生には、洗濯する利便性を考えたうえでジャージ剣道着をお勧めいたします。
大人で稽古回数が少ない方などは、ジャージ剣道着であるメリットがそこまで多くないので綿の素材の剣道着をお勧めします。
編集後記
高校時代、田舎ということもあってか、周りでジャージ素材の剣道着を使っている人がほとんどいませんでした。
当時剣道部の同級生8人いましたが、毎日ジャージ素材の剣道着で稽古していたのは僕一人だったと記憶しています。みんな部室でファブリーズをかけて剣道着を干していたのでいまだにファブリーズのにおいを嗅ぐと高校時代の(嫌な)思い出が・・・
ジャージ素材から少し離れてしまいましたが、書くにあたっていろいろ思い出してしまったので編集後記といたします。
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文・酒田マードック
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