出稽古に行くときのマナーまとめ~初めてでも失礼にならない剣道の礼儀~

初心者向け

こんにちは!

剣道ジャーナル編集長の酒田です。

皆さんは所属道場以外の稽古、いわゆる「出稽古」って好きですか?

他の道場や稽古会で普段できないような先生方と稽古するのは、普段の稽古では学べないことを学べたり剣道の幅が広がることができます。

しかしながら、あくまで「他所様」の稽古会であることを忘れて我が物顔でいてしまうと恥ずかしい思いをするだけでなく、二度と稽古に呼ばれなくなってしまう可能性があります。

今回は出稽古に行くうえで押さえておくべきマナーについて皆さんにお伝えいたします。

着装はあなたの名刺です~高価じゃなくていいからきれいなものを~

出稽古にいくのに着装をきちんと整えることはめちゃくちゃ大事です。

稽古をする前に、着装を見られてあなたは「値踏み」されてしまうと思ってください。

手刺防具や高い剣道着・袴で行く必要はありませんが、出来る限りきれいなものを着けたほうが損はしません。

防具の選び方についてはこちら

控えたほうがいい道具

〇色の落ちた防具・剣道着・袴
〇破れた剣道着・袴
〇塩の吹いた防具
〇カビの生えた防具

初心者のうちは防具もきれいで問題ないと思いますが、年数を経て実力・段位が上がるにつれ防具もボロボロになってしまいます。
多少、金銭に余裕があるのであれば、安くても良いので出稽古用の防具を一着用意することをお勧めします。

また、塩の吹いた防具についてはお湯を浸したタオルで拭いて乾かせば取れます。カビについてはアルコールを吹きかけてからきれいなタオルで拭いておけば問題ありません。
どちらも短時間でできることなのでぜひ試してみてください。

当日のふるまい~一般的なことだけど挨拶はしっかり~

出稽古先の道場についてからのふるまいについて説明します。

社会人なら「そんなことわかるよ」というようなことも多いかと思いますが、整理の意味でも読んでいただければと思います。

招待いただいた方、代表の先生に挨拶しましょう

出稽古に行くのに、招待いただいた方がいらっしゃると思います。まずはその方に挨拶に行きましょう。関係性にもよりますが「稽古に招待いただいたことに関するお礼」ができるとベストです。

おそらくそのあとは紹介いただいた方から代表の先生を紹介されると思いますので挨拶しましょう。

礼式時に挨拶を求められることもありますので、「〇〇道場の△△です、本日はよろしくお願いします」等の挨拶を考えておきましょう。

稽古中に偉そうにするのはやめましょう

出稽古先では「お客様」や「先生」として扱われることもあると思いますが、調子を乗って偉そうにするのはやめましょう。

周りの人から反感を買う行為でありますし、紹介していただいた方の顔を潰すことになると思います。

自分と紹介していただいた方の評価を下げない意味でも、気をつけましょう。

併せて読みたい 剣道の指導で嫌われないために

稽古後の挨拶も忘れずに

稽古後、稽古をお願いした先生や代表の先生への挨拶を忘れずに行いましょう。

偉そうにどんと構える必要はありません、謙虚に積極的に挨拶にいってください。

トラブル回避のために

剣道という競技自体の特徴化もしれませんが、道場内は一種のムラ社会的な要素はあります。

基本的なマナーは一緒ですが、道場内独自のルールがあることも珍しくありません。

基本的には誰かしら説明してくれると思いますが、自分から周りの人の動きを見て合わせることも大切です。

「郷に入っては郷に従え」という言葉のとおりだと思います。しっかり合わせましょう。

まとめ

いろいろ書きましたが、根本は以下の三つだと思います。
〇安くてもいいから綺麗な着装をする
〇謙虚な気持ちで稽古に取り組む
〇「郷に入っては郷に従え」の実践

一般的な話に聞こえるかもしれませんが、これができていない人は少なからずいます。

そのような方は言わずもがな「出入り禁止」となっていることが多いです。

自分を守る意味でも、適切な行動を心がけましょう。

編集後記

僕自身出稽古にいくことも多いですし、所属の道場に出稽古を迎え入れることもたくさんあります。

新しいところに出稽古行くたびに緊張しますが、学ぶことの幅が広がったことは確かです。

今後、取材を兼ねて出稽古に行ければと思いますので受け入れてくださる道場・剣友会等ございましたらお気軽にお問合せいただければと思います。


文・酒田マードック


コメント

タイトルとURLをコピーしました