【初心者向け】剣道のルールをわかりやすく解説〜基本・試合・反則まで〜②

初心者向け

こんにちは!!

剣道ジャーナルの酒田マードックです。

本記事は前回記事からの続きとなります。まだ見ていらっしゃらない方は先に前回記事(【初心者向け】剣道のルールをわかりやすく解説〜基本・試合・反則まで〜①)をご覧ください。

前回は、「試合形式」「団体戦」「試合時間」「反則」について説明いたしました。今回は「試合場」や「一本」「大会の流れ」なんかを説明したいと思います。

試合で困らないように具体的にお話ししたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

試合場について

剣道の試合場は基本的に一辺が9〜11mの正方形または長方形となります。また、床は板張りになります。

多くの公式戦では11m四方の正方形であるかなと思います。

中心には30〜40cmのバッテンがあり、中心から1.4mのところに開始線があります。

また、試合場の境界線の外側は1.5m空けます。

基本的に小学生から大人まで試合場に関しては一緒となります。

有効打突(一本)について

剣道の有効打突については全日本剣道連盟が定める「剣道試合・審判規則」の第12〜第14条に定められています。

第12条  有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。

第13条  竹刀の打突部は、物打を中心とした刃部(弦の反対側)とする。

第14条  打突部位は、次のとおりとする。
1 面部(正面および左右面)
2 小手部(右小手および左小手)
3 胴部(右胴および左胴)
4 突部(突き垂れ)

有効打突について私なりにわかりやすく説明しますとこんな感じになります。

有効打突は「しっかりと声を出した」「姿勢が崩れていない」状態で、「竹刀の物打ちの弦の反対側」で「打突部位」を打突し、「打突後も気を緩めず相手の反撃に備える体制を作る」状態なのかなと思います。

要は「竹刀が打突部位に当たっただけではだめ」「まぐれ当たりではだめ」で「しっかり打ち切った状態を作る」ことが一本なのかな、と理解しています。(本当はもっと書かないとしっかり伝わらないことはわかっているんですが、長くなりそうなので今度記事にします。)

実際の試合においては3人の審判のうち2人以上が「有効打突」と判断し、旗を上げた時点で正式な一本(有効打突)となります。

大会の流れ

大会の基本的な流れについて説明します。

大会によってある程度の違いはありますが、「だいたいこんな感じ」って認識していただければいいかなと思います。

個人戦or団体戦のみの場合と、個人戦と団体戦を一日で実施する場合で若干の違いがあります。

【個人戦or団体戦のみの場合】
開場→場所取り→アップ→開会式→個人戦(団体戦)→閉会式

【個人戦と団体戦を一日で実施する場合】
開場→場所取り→アップ→開会式→個人戦→団体戦→閉会式
※大会の進行にもよりますが大抵、昼休憩があります。

個人戦と団体戦を一日で行う場合、基本個人戦が先となります。(なぜかはわかりませんが、「団体戦の方が盛り上がるから」とか「個人戦は長いから」だと勝手に思ってます。)

まとめ

今回は試合場、有効打突、大会の流れについて説明いたしました。

基本的に子供でも大人でもあまり変わらないので覚えておけば一生こまらないかな、と思います。

他のスポーツに比べると少し独特な雰囲気はあるかもしれませんが、やってること自体はそこまで難しいことはないと思いますので慣れれば楽だと思います。

編集後記

大会が多くなる時期ですね。

私自身は監督や審判として参加することが多いのですが、この時期だと「初めて子供の試合を観にくるお父さんお母さん」も多いかなと思います。

他のスポーツで頑張ってきたようなお父さん、お母さんでも剣道の試合の雰囲気の独特さに緊張している方も多くいらっしゃると思います。

独特の雰囲気ですが、慣れれば全然楽なもんですので気楽にやってもらいたいなあ、と思うことも多いです。

これから、ゴールデンウィークに入り大会が重なりますのでみなさん気楽にやりましょう。


文・酒田マードック

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